「子ども学級(学校)に何を求めてやってくるのか?」
「『所属感』を味わえる時とそのための具体的な活動」
「子どもは学級(学校)に何を求めてやってくるのか?」,それは
「いろんな状況の中で,「自分自身の居場所を確保し自分の存在を確かめる」ために学校に来るのだ。」(=『所属感』を味わうためだ!)
までが前回でした。
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では,「『所属感』を味わえる時とは,どんなときでしょう」
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「それは,それぞれの状況の中で,自分を認めてくれる他者がいる時やあえて認められなくても,自分は自分のままでいいのだという感情をもつ時(すなわち『自己受容』)です。」
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よく,学級活動で
「一人一役」をというシステムを使って,「自分の居場所づくりや自己存在感をもたせましょう」という取組をみますね。
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これは,これで大切なことです。
ただ,きっと先生方も経験があるかもせいれませんが,これだけでは「居場所づくり」や「所属感」「自己存在感」を十分もたせるには至らないようです。
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なぜか?
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それは,人に認めてもらいたいという「承認の欲求」があるからです。(一人一役の場合は「貢献」したという実感といっていいかもしれません。)
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では,どうすればいいか。
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それは,
「学級の子ども同士が,お互いに感謝しあったり,自分の頑張ったことを述べてそのことについて学級のみんなが褒め言葉をのべたりするような機会をもつことです。」
「しかも,できれば,それを日常的に行っていくことです。」
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この活動を『コンプリメントと感謝の言葉』といいます。
(『コンプリメントと感謝の言葉』の詳細を,5/12(水,19:00~)の「教師による教師のための勇気づけ会議」で実際に実践練習する予定です。一般によくみかける「よかった探し」や「長所を探そう」などとは違って,ちょっとしたコツがあります。実際に参加されて体験されてみませんか。)