「和」 その4 〜学年通信先生方バージョン〜
H16 4 21(水)
「クラスはどのようにして病気にかかるか」(『クラスはよみがえる』野田俊作・萩昌子著をもとに)
問題を抱える子がいます。その子は,確かに家庭にも問題はありますが,
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その現状からスタートするのが学校です。
「家庭に問題があり」だから「学校でも問題を起こす」かもしれないけれど,
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だからこそ,むしろ,してあげられることがたくさんあるはずです。
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親も,
「お宅のお子さんが教室で落ち着かないのは,家庭のしつけに問題があるからです」
と言われても,現実的には,ただお説教になるのがほとんどで,多くは
「どうしてうちの子は,こんなになったんだろう」
と当惑するだけではないでしょうか。
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それよりもむしろ,
「子育てに失敗はありませんよ。今の状態を一歩でも二歩でもよくしていけばいいのです。○○さんのためにいっしょに頑張りましょうね。」
といってあげることが大事のように思われます。
親の「自信」を回復させてあげることが大事のように思います。
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さて,そこで
「はじめから問題児だったわけではない。むしろ,その子どもが,問題行動でしか自分の居場所を見つけられなかったのだ」という考え方はどうでしょう?
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クラスが病気にかかる場合の多くは,問題を抱えている子が関わっている場合が多いようです。その子は,学校内での「成績競争」や「『良い子』になる競争」に負けてしまった子が多いようです。
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その問題を抱えている子が,仲間を増やし教師や学校への対抗勢力を作りはじめます。
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つまり,
学校の中で,一般的に認められる手段(勉強を頑張る,部活で活躍するなど)では自分の居場所を見つけられず,さらに,自分を表現する手段は「教師や学校に不適切な行動をとって勝つことだ。」と確信を得た時に,クラスが病気にかかるのです。
(次回は「クラスの病気はどのようにして悪化するか?」です。)