「和」 その2 〜学年通信先生方バージョン〜
H16 4 16(金)


「学校教育の4つの目標」(『クラスはよみがえる』野田俊作・萩昌子著より)
 学校に対する子どもたちからの需要はなんでしょう。それは,一言で言えば,
「将来社会人として自立できるように準備を整える手伝い」をしてくれることだろうと思います。そのために必要なことは
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○『尊敬』 ○『責任』 ○『社会性』 ○『生活力』 だと考えます。
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1 『尊敬』とはなんでしょう。
それは,相手がどんな人であろうと,何をしていようと,そういうこととはかかわりなく,人間として尊敬するということです。「良いことをした時だけ,○○の条件を満たしている時だけ」ではまく,存在そのものを肯定的に受け止めることです。もちろん,問題を抱える子もです。
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2 『責任』とはなんでしょう。
それは,自分の人生の課題を自分の力で解決するということです。人をあてにしないということです。「自分の問題は,誰かがかわりに解決してくれるだろう」と考える子どもは,それをかわりに解決してやっている大人(教師)がいるからです。
「子ども(生徒)が自分で解決すべきこと」と「大人(教師)がすべきこと」をきちんと分けて考え,ルールづくりや協力の在り方を考えることが大切です。
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3 『社会性』とはなんでしょう。
それは,「あなたの助けが必要だ」というとき,逃げ腰にならないで「はい,私はここにいます。私にできることはします」と答えること,つまり,他者と協力して生きる姿勢です。競争して勝ち負けを争うのではなく,仲間として助け合う姿勢です。
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4 『生活力』とはなんでしょう。
それは,生きてゆくための知識と技能を身につけていることです。二次方程式もですが,例えば「相手を傷つけないで,自分の要求を主張する技術」などもそうです。
今の学校では,教科の知識はもちろんですが,「人とどのように関わっていけばいいのか」,「対人関係の在り方や技術」がそれと同じくらい,場合によっては教科以上に必要だと考えるのですが,その知識や技術は教えられていないのが現状です。

以前の子どもたちは,集団による遊びの中で自然に学んできました。しかし,今の子どもたちは,社会の変化とともに確かに変化しています。またそれは,当然のことでもあります。変化に対応した新しい指導の方法が求められています。
(次回は「クラスはどのようにして病気にかかるか」です。)