「和」 その10 〜学年通信先生方バージョン〜
H16 5 10 (月)


「クラスの病気はどのようにして悪化するか」3(『クラスはよみがえる』野田俊作・萩昌子著をもとに)

 作戦2 注目を引く:何としても目立とう

「いい子でいても,期待していたほどほめてもらえないぞ。」
「先生の期待は大きすぎる。もうこれ以上いい子でいるのは無理だ。」
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そう子どもたちが考えはじめた時,多くの場合は,
「ほめてもらえないのなら,せめてクラスメートより目立とう!」あるいは
「何とかして,自分に注目してもらおう!気づいてもらおう!」と考えて,

 不適切な行動を始めます。……第2番目の作戦
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中には,既にこれまで,いろんな場面で勇気をくじかれて,いきなりこの作戦からスタートする子どももいます。
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具体的には,次のような行動です
<積極的なタイプの子どもの場合>……『愛すべきいたずら妖精』型
「ひょうきんにふざけてばかりいて授業を妨害したり」「教師の話にたえず水をさして,学ぶためではなくただ教師を独占するために質問を続けたり」します。
さらに,
「教師の限界を心得ていて,教師を怒らせない程度に上手にとどめます。」
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一方
<消極的なタイプの子どもの場合>……『悲劇のヒロイン』型
「怠け者になって成績をどんどん下げて教師を心配させたり」「いつも忘れ物をしたり」
「人のことをたえず言いつけにきたり」「ひどい泣き虫になったりします」
さらに,それらの挑発にのって
「本来はその子どもの課題なのに,友達や教師をかかりきりにさせてしまいます」
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<さらに消極的なタイプの子どもの場合>
「自分が無力であることを絶えずアピールする方法があります」
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その場合,教師や友達の必要以上の特別扱いを受けることで
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「弱い存在でありさえすれば,無責任でもいいのだ」ということをたえず経験から学びとらせているのと同じことです。
(次回は「作戦3 権力闘争:勝とう,すくなくとも負けないでいよう1」です)