人(ひと) No.35 鹿児島市立西陵中学校1年学年通信 H16 12. 8(水)
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「学年目標を考え直す」(栗元英世さんの講演会を受けて)
~「相手の立場に立って行動する」をどう考える?~
“第3回学年代議員会の話合いより”
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先週,栗元さんの講演で「みなさんがボランティアをするときは『相手の立場に立って考える』と『相手と同じ目線に立つ』」をことをやめることが必要です。」と言われました。「『相手の立場に立つ』ということは無理」「『相手と同じ目線に立つ』は見下げていることになる」ということを言う話を聞きながら,学年目標に決めた「相手の立場に立って行動する学年」をどうするかについて話合いました。以下は,大まかな話合いの内容です。それぞれが自分の意見を持って積極的に話合いを展開している点がすばらしいと感じています。学級での「いやがらせをなくそう」のキャンペーンの参考にもしていただければありがたいです。
<第3回学年代議委員会>
1 いやがらせをなくそうキャンペーンの取り組み
いやがらせを44%から30%に減らすための各学級の具体策
1組 カードを作る(……イエローカード,レッドカード) 相談箱を作る
2組 男女関係なく,いじめられていたらみんなで止める
3組 持ち物チェックをする(生活部全体で)
4組 週に1回話合いを持つ
5組 1人1人が気をつける
寺山:それぞれの学級の具体策について何か質問や意見はありませんか。
内野:2組にですがいじめられていることを見ないとだめじゃないですか。
保富:もう一度話合いの場をもって見たいと思います。
寺山:他にありませんか。
全員:無し
2 今日の講演会と学年目標
寺山:栗元さんが「相手の立場に立って考えるということは」逆のことを言っていました。そのことについて何かありませんか。今日はなんっていったけ「相手の立場に立って考える」は……
鏑流馬:無理。
寺山:「相手の目線に立って」は,見下すでした。みんなで同じことを聞いたわけですが,それぞれ「相手」(私たちがの意味)が違うこととか思っているかもしれないから,今日の講話を聞いて感じたことを言って下さい。
脇田:相手の立場に立って考えることは無理,取り組んできたのに否定されたので,新しい目標を作りたい。
寺山:言われたことは,私たちの目標とは反対の事だけど,栗本さんの言うことも正しいけど,また,別の見方をすれば,相手の立場に立ってもいい面もある,相手の気持ちを考えれば,いやがらせは少しづつは減っていくと思う。だから「相手の立場に立って」はある意味大切。
保富:自分の気持ちを知っているのは,その人だと思うので,相手の気持ちをうまく考えられないかもしれないけど,そういう相手を思いやる気持ちを持つことも大切だと思います。
内野:「相手の立場に立って行動する」ではなくて,それ以外の目標を立てて,いやがらせとかをなくしたい。
鏑流馬:「相手の立場に立って行動する」は「無理」と言ったけど,同感。相手の事を理解して尊重して尊敬するような目標にした方がいい。
後久:逆の意見がでたのだけど,それを覆せばいいし,自分がされたらどうか考えたらい。だから「相手の立場に立って行動する」はいい。
丸山:今日の事も考えて,もう一度,新しい学年目標を決めたらいいと思います。
橋本:いやがらせとかなくなったらいいと思いました。学年目標が「相手の立場に立って行動する学年」無理みたいなこといわれたので,立てなおせたらいい。
鮫島:目標は,もう一度考えなおしたほうが,いいのではないかと思います。
有馬:私も目標の考え直しが必要と思います。
寺山:どうしますか。学年目標をかえる,そのまま,言われたことを踏まえて新しくする。また,さらに新しく考える。などの方法がありますが。手をあげて下さい。
「変えたほうがいい」7人
「このままでいい」2人
「いまの目標にプラスもう一つ」1人
寺山:それぞれの代表でその理由を述べて下さい。
橋本:「変えたほうがいい」……みんなが「(『相手の立場に立って行動する学年』は)無理だよね」みたいなことを言うような気がする。
保富:「このままでいい」……学年目標について,できないみたいな言葉をいったけど,自分たちで決めた大きな目標だし,これを守り抜いていくことが大事だし,それを一回否定されたからといって,変えるようではどうかなと思う。
後久:「これプラスもう一つ」栗本さんに否定されたけれど,全面的には賛成できない面もあるので,今の目標と別な目標を作ればいい。
寺山:代議員でも分かれたけど,どうしますか?学級できめますか。それとも部長とか代議員だけできめますか。どういう風に決めていきますか。『相手の立場に立って行動する』は無理かもしれないけど,その思いが大事だと思う。「これをしたら相手はどう思うかな。」ということは大事。
後久:そういう気持ちで相手が助かるところもあるだろうけど。
脇田:「相手の気持ちを考える」は,されていることが嫌であっても「相手のために何かをしてあげる」という気持ちは大事ではないか。
鏑流馬:相手の立場に立っても,自分の自己満足みたいなことになるかなと思う。
内野:僕も実際,相手の立場に立つけど,いろいろする時に嫌がっている,拒否することがあるので,無理があると思う。
川端:今までの話を聞いて学年委員長としてどう思いますか。
寺山:今日話があったように,難しいことだけど「尊重や尊敬をしたり信頼できるようになれば」いいのではないか。だから,今回の講話の事を含めて新しい学年目標がいいかも。
川端;では,今回の話を受けて学級で話してみるということでいいのかな。
寺山:それよりもこっちのほうがいいと言う意見があったら発表して下さい。
(無)
寺山:ではこれでいいですか。
全員:はい
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明日は第4回代議員会が開かれます。今回の第3回の話合いを受けて,各学級の意見を述べてもらう予定です。すでに,先週中に学級全体で話合いを終えた学級もあったようです。
1年生全員が自分たちのあるべき姿について見つめ,話合うことで,互いに協力し合う姿勢が身についたり,自分たちの課題を自分たち自身で解決しようという力が身についていくのですね。